Eco Farm Windyって?

人に、からだに、地球にやさしい暮らしを目指して Eco Farm Windyは、パーマカルチャーに基づいた、持続可能な暮らし方を提案するコミュニティファームです。

「パーマカルチャー」「コミュニティ・ファーム」という単語が耳慣れない方も多いかもしれません。私自身、2013年にフランスのエコビレッジを訪問するまで、その言葉自体を知りませんでした。
そこで営まれていたのは、理想を同じくする全くの他人同士が集まって、自然環境や他の動・植物に負荷をかけない、やさしい暮らしでした。

私はそこで、また後にWwoofer(ウーファー)として滞在させて頂いたエコファームで、様々なことを学びました。

家畜の糞や刈り取った草等から有機堆肥を作り、それを使って野菜や家畜の飼料を育てる循環型農業をベースに、成長促進や防虫効果など、互いが助成し合う植物の配置にすること。もちろん、農薬や除草剤などは使いません。
太陽光・水力・風力などの自然エネルギーの活用に加え、コンポストトイレの設置や、オーガニック・リサイクル製品(エコ洗剤、エコペーパーなど)を使うこと。
そして何より驚いたのは、国籍も年齢も様々な人々が集まってまるで家族のように暮らしていることでした。そして私は、フランス語はおろか英語も碌に喋れない一人の無知な東洋人だった私に、手を差し伸べてくれる優しい人がいることを知りました。


優しいということは、きっととても偉大なことで、今度は私が誰かに手を差し伸べられるようになりたい。そう願う人が誰でもあたたかく帰って来れるような、そんな「家」を作りたい。
そうして抱いた強い気持ちが、Windyのきっかけとなりました。

パーマカルチャーとは? オーストラリアのビル・モリソンとデビッド・ホルムグレンという二人が構築した、新しいデザイン体系のことで、パーマネント(恒久的な)とアグリカルチャー(農業)をミックスさせた造語ですが、持続可能、自己維持型のエコシステムを取り入れた農業形態や生活デザインを指します。

Take care of the earth(地球にやさしく)
Take care of the people(人にやさしく)
Share the surplus(余剰分は皆で分け合う)


を中心概念として、人間・植物・動物・エネルギー・建物などの要素が互いを一方的に搾取したり、汚染したりするのではなく、役割や仕組みをうまく作用させ循環させることのできる環境を作ります。
また、“持続可能”を基礎とする為、単なる“自給自足”ではなく、経済的にも成り立つシステム、生活様式を目指すものです。

Windyでは、このパーマカルチャーを生活の基本に据えています。
それは、幼い頃から私の理想の暮らし方でした。人間だけに都合のいいように、環境を汚したり、動植物を害したりすることは嫌だし・・・かと言って、ほとんど原始人のような暮らしをすればいいというわけでもない。

人と他の動植物、自然環境が一方的に力を持つのではなく、ましてや搾取するのでも支配するのでもない。
自然の力を知り、仕組みを理解して、害することなくうまく共存していく世界。そして、その世界を維持する為に、経済的に自立できる仕組みを作ること。

きっと、簡単なようで難しいこと。それでも私にとって一生をかけてやっていくことに、価値と喜びを見出せる世界でした。

エコビレッジとは?

パーマカルチャーに基づいた(パーマカルチャーの定義は上記を参照して下さい)持続可能な生活を目標とした社会作りやコミュニティのこと。
生活の為の設備が十分に整った住居があり、人間が自然界に害を与えず、循環可能な生活をしていること、かつそれが未来に向けて持続的であることが重要です。

※私が訪れたエコビレッジについては、Facebookのノートでもレポートしているので、興味のある方はそちらも参考にどうぞ。
パート1パート2

コミュニティ・ファームという生き方

コミュニティ・ファームとは? おおまかには、エコビレッジとほぼ同じ。ただ、規模が少し小さくなり、ひとつのファームを中心としたコミュニティです。
エコビレッジがその名の通り、ある種の「村」という共同体を作るのに対して、こちらの母体はあくまでも「ファーム(農場)」です。

同じ志を持つ者が集まって、ひとつのファームを運営していきますが、そのほとんどはWWOOF等の農業ボランティアとして寝食を得る代わりに労働力を提供する、一時滞在者で構成されます。(WWOOFについての詳細は下部リンクを参考にして下さい)

Windyは、こちらのコミュニティ・ファームという形をとって運営していきます。

その理由のひとつとして、まず圧倒的に人材が少ないこと・・・。
中小農家のほとんどは家族経営が主ですが、Windyがあるトカラ列島は「日本最後の秘境」と呼ばれる程の僻地にあり、島の総人口はわずか100人強。また、僻地の多くがそうであるように、若者の殆どが都会に出てしまい、高齢者率は年々上がっていきます。
後継者不足や高齢化で、農業をしたくても続けられない農家さんがほとんどです。


トカラでも何とか定住者を増やそうと、助成金や農地補助などの様々な試みがなされていますが、正直なところ、いきなり『離島に引っ越して農業を!』というのは、とてもハードルが高いのではないかと思うのです。
そこで、Windyでの農業ボランティアや一時滞在を利用して、島での暮らしを体験して頂くことによって、自分に合っているかどうかゆっくり考えるきっかけになれば・・・というのが、二つ目の理由です。

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参考・参照